
迦葉像 松雲元慶作 木造
慶応10年(1697)
≪大年寺≫ |
伊達氏は鎌倉時代より禅宗に帰依し、たくさんの寺院を開いてきました。なかでも鎌倉時代の東昌寺(福島県伊達郡)、江戸時代の瑞巌寺(宮城県松島町)や大年寺は、東北を代表する禅宗寺院として発展しました。
仙台藩初代藩主伊達政宗が松島に建立した瑞巌寺。ここの住待として招かれた雲居希庸は、政宗の妻である陽徳院や娘の天麟院などの女性たちも含めた多くの人々の信仰を集め、瑞巌寺繁栄の基礎を築きました。
また、仙台藩主綱村は、江戸時代前期に中国からもたらされた最新の禅宗である黄檗宗に深く傾倒し、大年寺を開きました。仙台の茂ヶ先に大伽藍を構え、中国風の仏像や絵画など、異国的な文化に満たされていました。
この展覧会では、伊達氏が開いたこれらの寺を中心に、人々が禅僧に寄せた信仰とそこに花開いた文化を、絵画・彫刻・墨蹟など多彩な資料によってたどります。また、津軽家の長勝寺(弘前市)や佐竹家の天徳寺(秋田市)、そして仙台藩の保護を受けた正法寺(水沢市)などの名刹も紹介します。 |
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